一級建築士アーティスト/中谷の新境地となる個展になります。
建築図面などの正確で整合的な日々の仕事への反発から、意味の無い線を自由に引いてみたいという欲求からスタートした絵画制作でしたが、
ここにきて絵画にも建築的な整合性の基に作品を落とし込めるのではないか、と可能性を見出した本展となります。
建築にはモジュールという基準寸法や基本単位が存在し、これらを組み合わせることで建物はつくられます。
そこで絵画にも同じように基準の型を設定したらどのような変化や仕上がりへと変わるのか、という実験的な試みとなります。
整合と逸脱を反復し解脱を切り拓くような意欲作の数々をお楽しみください。