この度gekilin.セレクトグループ展 「 beyond.」を開催する運びとなりました。

選出された4名は年齢も業種もスタイルも全く異なりますがgekilin.では初の取り扱いとなる4名です。

昨今において芸術表現の幅は大きくその裾野を広げ様々なジャンルや手法やコンセプトを許容されるようになりました。

そんな中でgekilin.は常にこれから先の21世紀中盤から後半へ向け、既存の表現を「超えた（beyond）」新たなる可能性を追い続けております。

広がっていく表現の幅が飽和状態となり手詰まりになるようなことではなく古きと新しきが常に切磋琢磨し合い変換・融合されていく未来を期待しているのです。

この度選出した4名はあえてテーマを設けるならば「再構築」「変換」と言える事が出来ます。

3DCGにて原案を制作し絵画へと変換させる玉住、システムエンジニアの顔も持つ二宮はプログラミング言語を作品へと変換させ、Tartz.は現代の貨幣概念を印象派の画法と照らし合わせ制作し、シルクスクリーン上で自身の作品をコラージュ・再構築する山田。

いずれも表現の幅が広がった現代においてこそ「再構築」「変換」を試みることにより実にポジティブに新たなる一手を探し求めているのです。

混迷する現代において芸術表現すらも「超えた」向こう側へ期待を込め本展を開催いたします。

gekilin.